土地価格が低迷した時期に建てられた新築分譲マンションは、低価格で売り出されたことに加えて、仙台市内の中心部に建てられたこともあり、大人気となりましたが、最近ではその人気も一服の感があります。
とはいえ、まだ人気は衰えず、条件の良いものは早くから売れていくようです。
ただし、あせる必要はありません。
不動産購入においては、購入できなかったリスクよりは、あせって買ってしまうリスクのほうが高いからです。
では、下見の際にはどのような点に気をつければいいのでしょう。
1.通学・通勤の便
特に小学校・中学校では、学区制度がありますので、通学中、あるいは通学させたい学校の学区であるかどうかチェックしましょう。
また、お子様が小さい場合は通学路や遊び場の安全もしらべてみる必要もあるでしょう。
2.駐車場
最近では、駐車場付置義務条例の制定で十分な駐車場を持つマンションが増えてきましたが、必ずしも十分な台数が取れるとは限りません。特に車を複数台もっているようなご家庭の場合、近隣の駐車場の状況も調べておきましょう。
3.日当たり
現在の日当たりは十分か。
また、将来、どのような変化(隣に建物の建設の可能性)があるのかを知っておきましょう。
4.間取り
間取りは希望通りですか?
部屋数は間に合いますか?
5.収納
マンションでは広さが限られているため、部屋を広くとると収納が足りなくなる、というジレンマがあります。
収納が足りない場合、将来的に家具をおいたり、物があふれたり、というケースも考えられます。
6.管理組合
分譲マンションの管理組合は、マンション全体の保守管理を行ったり、修繕積立金の管理も行います。自主管理の場合もありますが、たいていの場合、管理業務を外部に委託しています。
しっかりした会社なのかどうかを確認しましょう。
7.管理費・修繕積立金
管理費は共用部分の照明、エレベーターなどの電気代、管理委託料などに使われます。
修繕積立金は、大規模修繕(マンション全体の外壁塗装や、排水管の修理修繕など)に使われますが、かならずしも将来的な修理、修繕のすべてがこの積立金で賄われるわけではありません。
設定が適当な金額であるかどうかを判断しておきましょう。
8.セキュリティ
大勢の人が出入りするマンションではセキュリティも大きな問題です。どんなシステムになっているか、確認しておきましょう。
その他、疑問な点は営業マンによく聞いておきましょう。