不動産の買い方
ネットなどで、気に入った不動産が見つかったら、まず、仲介をしている不動産会社を探しましょう。そのうえで、物件の詳細を聞きたい、あるいは、 物件を見てみたい旨を伝えて、まずは一度見てみましょう。
不動産の見方
不動産という商品は、すべてが違い性質をもった、ある意味特殊な商品と言えます。
どれをとってみても、同じものはない、『一点もの』です。
また、簡単に買い替えもできない商品なので、不動産会社の説明をよく聞きましょう。不動産会社では、仲介する不動産物件を、細かい事項に至るまで調査します。
一般の消費者ではなかなかわからない、物件の特徴をよく知っている場合も多いのです。
一つの例を挙げてみましょう。
120坪の広々とした土地がA,とbの2件あるとします。【A】は市道に接している距離が長く、【B】はちょっと奥まったところにある静かな佇まいです。
[特徴]
【B】の土地が公道と接しているのは、2m幅の私道を通じているため、分筆はできません。
この二つの土地の価値観を比べてみると、購入したい人の要望によって大きく変わってきます。
市道を通る車の音が嫌いで、奥まった静かな住まいが欲しいという人にとっては、【B】の土地は魅力的に映るでしょう。
一方、土地は狭くても、できれば将来半分を売ることで、安くしたい。という方に、公道に面して2筆に分筆のできる【A】の土地が魅力的に映るでしょう。
このように、用途、要望によって、不動産の価値観は全く変わってきます。
不動産の適正価格
大量生産される商品には、(メーカー希望価格)という一応の目安となる価格がつけられています。
不動産にも、売主の希望する価格が付けられていますが、意味合いが若干違います。
大量生産された商品は、仕入れたお店が売主となり、それぞれ別の価格を提示してあることも多く、購入希望者は、安売りしている店を探したり、お店と価格交渉をすることも可能です。
一方、不動産はすべてが【一品もの】です。同じ商品はほかにありません。(似たような条件の物件は見つけることができます。)
不動産物件の場合は、仲介している不動産会社は複数あっても、売主は一人です。この売主と購入希望者の思惑が一致しなければ、売買は成立しません。
このことから、不動産の価値は、需要と供給によって決定づけられるもの、と位置付けられます。
土地の価格には、一応の目安となる価格が存在します。『路線価公示価格』といわれるもので、税務署が相続税の計算をするときに使われるもので、土地の価格を
決定するものではありませんが、この周辺はの土地の売買価格は一般的に、路線価より若干下回る。あるいは、路線価より高め。などというように目安にされることもあります、
良い不動産とは
前項で述べたように、購入する方の希望により、不動産の選択肢は大きく変わってきます。
良い不動産とは、購入希望者の希望にかなう点がより多く、将来にわたって、満足を得られる物件と言えます。
この条件を満たすためにも、物件をよく知ることが大事で、不動産会社とよく相談して、適切なアドバイスと解説を受けるようにしましょう。